はじめまして、パークライフのシマちゃん社長です!
今回は防犯カメラ機能の「PTZ」について解説をしていきます!
よくサスペンスドラマの捜査で、犯行現場の防犯カメラの映像を解析する際、映像を拡大し、犯人逮捕に大きく貢献し、事件解決に導き一件落着。という内容がありますよね。
この様な、防犯カメラを自分で操作し、見たい方向にカメラを動かしたり、ズームして見やすくする機能、その機能の名称を「PTZ」と言います(「PTZカメラ」「PTZ機能」とも言われる事があります)
【PTZとは】
Pan(パン)・・・カメラを水平方向(左右)に動かせる機能です。
Tilt(チルト)・・・カメラを垂直方向(上下)に動かせる機能です。
Zoom(ズーム)・・・遠くにあるものや近くにあるものを拡大(ズームイン)、縮小(ズームアウト)する機能です。
この3つの機能の頭文字を合わせ【PTZ】と言います。
PTZ機能搭載カメラはネットワークカメラである事が多い
基本的に、PTZ機能搭載カメラは、ネットワークカメラである事が多いのでインターネットを介せば、遠隔で広い範囲の監視をすることが可能です。
ただし、インターネット経由でカメラを操作する為、どうしてもレンズの動きと操作に多少のタイムラグが発生してしまうというのもPTZカメラの特徴です。
またPTZカメラは、通常の固定カメラよりも値段が高めで、サイズが大きいものが多いのが特徴です。
基本的に、ドーム型の物が多い傾向にあります。
【PTZ】のデメリット
一見便利なようなPTZカメラですが、デメリットもあります。
それは、広い範囲を自由に撮影できる分、24時間常に同じ場所を撮影できないという点です。
例を挙げますと、建物の入口で検知した怪しい人物をPTZ機能を使用して動きを追うことは可能ですが、その間、建物入口付近の映像は撮影されていない状態になります。
そのような状態の対策として、24時間監視し続けたい箇所に固定カメラを設置、全体を見渡せる場所にPTZカメラを配置する。などのPTZカメラと固定カメラの併用をおすすめしています。
PTZカメラの設置事例
自然災害の監視
PTZカメラが設置されていれば、台風や地震といった自然災害が発生したときに、直接見に行く必要がありません。河川や海岸の状態などをリアルタイムで操作・監視でき、録画をしておけばアーカイブを残す事も可能です。
駐車場の防犯対策
広い駐車場でも、PTZカメラ一台で広範囲を撮影でき、監視することが可能です。夜間や薄暗い駐車場でも、暗視機能でナンバーを確認でき、駐車場内での事故、駐車場の不正利用、盗難・いたずらなどの防犯対策にもなります。
オフィス
オフィスでの設置ではおもに防犯対策、従業員の動きのモニタリングを目的とする事が多いです。また、セキュリティ強化のために金庫付近や、機密情報などのある部屋にもPTZカメラを設置しているケースが増えています。