防犯カメラやスマホ、腕時計などの防水機能の説明に「IP65」「IP66」「IP67」など「IP」と
表記されているのを良くみかける事があると思いますが、この「IP」と「防水」には
どのような関係があるのでしょうか。
【IP】【防塵防滴】について詳しく解説していきましょう!
IP(Ingress Protection)とは
「IP」とは Ingress Protection(侵入に対する保護)の略で、IEC(国際電気標準会議)およびJIS(日本工業規格)で定められた電気機器内への異物の侵入に対する保護等級(JIS C0920)の1つのこと。
IPの後に続く数字がそれぞれ「防塵」と「防滴」の性能を表しています。
(※「IP〇〇」とは「IPコード」と呼ばれています。)
上記の図のように「IP」のあとに続く2ケタの数字のうち第1記号(前の数字、”第1特性数字”とも言う)は防塵性能の等級を表わし、第2記号(うしろの数字、”第2特性数字”とも言う)は防水等級を表わしています。例えば「iPhone XS」の防水防塵性能は「IP68」ですので、防塵に関する等級が「6」で防水に関する等級が「8」ということになります。
以下で、第1記号と第2記号の等級の解説をしていきます!
第1記号の説明(電気機器内への異物の侵入に対する保護等級)
0 | 保護されていない |
1 | 直径50mmの固形物が内部に入らない |
2 | 直径12.5mmの固形物が内部に入らない |
3 | 直径2.5mmの固形物が内部に入らない |
4 | 直径1.0mmの固形物が内部に入らない |
5 | 防塵 【若干の粉塵の侵入があっても所定の動作および安全性をを阻害しない】 |
6 | 耐塵 【粉塵が内部に入らない】 |
第2記号の説明(電気機器内への水の侵入に対する保護等級)
0 | 保護されていない |
1 | 防滴I 【垂直に滴下する水に対して保護されている】 |
2 | 防滴II 【15°以内で傾斜しても垂直に滴下する水に対して保護されている】 |
3 | 防雨 【60°以内の散水に対して保護されている】 |
4 | 防沫 【あらゆる方向からの水の飛沫に対して保護されている】 |
5 | 防噴流 【あらゆる方向からの噴流に対して保護されている】 |
6 | 耐水 【あらゆる方向からの暴噴流に対して保護されている】 |
7 | 防浸 【規定の圧力、時間で水中に沈めても影響がないように保護されている】 |
8 | 水中 【メーカーによって規定される条件に従って、潜水状態での使用に対して保護されている】 |
(第2記号は9段階で分類されています。数字が大きいほど防水効果が高くなります。)
上記の表を元に分かりやすくIPコードの解説と
防犯カメラのおすすめ設置場所を紹介します!
IP65の場合
【6耐塵+5防噴】
多少の雨には耐えられるが、台風などの激しい雨の場合には浸水の恐れがある。
防犯カメラおすすめ設置場
建物、倉庫、ガレージの軒下などの直接雨が当たらない場所
IP66の場合
【6耐塵+6耐】
台風などの激しい雨でも浸水の恐れがない防水仕様となります。
防犯カメラおすすめ設置場
屋外の駐車場、倉庫やコンテナ、ビニールハウスなど常に雨風が当たる場所
IP67の場合
【6耐塵+7防浸】
一定時間、水中に沈めても浸水の恐れがないため、完全防水仕様と言えます。
防犯カメラおすすめ設置場
屋外の駐車場、倉庫やコンテナ、ビニールハウスなど常に雨風が当たる場所
設置場所の環境に合わせたIPコードの防犯カメラを選ぶ事が大切
設置後の防犯カメラの不具合や故障を防ぐ為にも、
事前に設置場所の環境を把握しておく事が大事になります。
お客様ご自身で「防犯カメラ設置場所の環境が分からない」という場合でも、
ご安心ください。
パークライフは「防犯カメラ設置工事のお見積り・現場調査」無料で行っておりますので、お気軽にご相談ください。
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